生産者のご紹介
奥島山自然休養林のふもとに住む前出幸久氏は、「むべ」の歴史ある大嶋・奥津島神社近くに住んでいます。小学校の時に「島村」という郷土読本で「むべ」の歴史を学びました。子供の時に学んだ「むべ」を後世に伝えていきたいとの思いで、平成14年津田干拓にある畑に約300本のむべの苗木を植えました。最初の収穫期の頃は300本で100個のむべの実がなりました。それから5年、10年と月日を経て木も大きくなり、1本の木に300個以上の実がなるようになりました。そしてここ数年は猛暑や大型台風で木が枯れたり折れることもありましたが、どうにか乗り越えて今でも畑では「むべ」が元気に育っています。
11月の収穫期の頃には、「むべ」の収穫を楽しんで欲しいと「むべ狩り」を期間限定でオープンさせています。「むべ狩り」に来られたお客様には幸久氏が「むべの歴史」について語り続けています。
4月中旬頃、薄いピンク色の可愛らしい花が咲きます。この花が咲く時期にも見て欲しいと幸久氏は話します。
現在は、家族の力を借りながら「むべ」が発展することを願っております。